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鉄道のレールには微弱な電流が流れており、列車とレールが接触している箇所の電流の変化を利用して位置情報を検知し信号システムを動かしています。
異常な電流発生や流出は信号システム誤作動の原因となるため、金属部品の多いレール締結装置周辺には当社の絶縁材料が各所に使用されています。

鉄道は、街中だけでなくトンネルや地下・橋梁・急カーブや分岐箇所など走行環境は多岐に渡ります。
それら環境に適した多種多様なレール締結装置の開発・設計を行っています。
昨今では、メンテナンス時間が限られている都市部や新幹線などに向けたメンテナンスフリーな省力化軌道用の締結装置の開発や改良も行っています。

レール締結部や道床は常に一定ではなく高さにミリ単位のズレが生じ走行時の騒音や振動が増大します。
可変パッドは樹脂を注入することにより、レールの高さを均一に調整することが可能となります。
締結装置ごとに施工が可能で老朽化や再調整が必要となった際も容易に交換が可能です
またクッション材としての機能も有し、防音・防振・乗り心地の向上効果があり列車の高速走行を支えています。

近年、猛暑・大雨・大雪などの異常気象による甚大な被害が発生してますが、鉄道における影響も大きく様々な対策や改良がおこなわれています。
猛暑によるレールの伸び対策：レールは温度上昇により伸びる性質があり、その際に道床の砕石が動いたり崩れたりする恐れがあるため道床安定剤で砕石を固めて強化しています。
大雨による道床の流出・沈下対策：大雨による道床の土砂流出や沈下を防ぐため道床安定剤やLSスタビライザーで道床を固めて強化します。
雪塊の落下による砕石飛散防止：列車走行中に天井や車両下から雪塊が落下すると砕石を跳ね上げてしまうため降雪地方などではバラストブロック網袋で保護を行っています。

新幹線における地震対策として、レール転倒防止装置や逸脱防止装置があります。
新幹線の車両には車輪の外側にガイドが取り付けられており、このガイドが逸脱防止装置にに引っかかることで地震などで脱線してもレールから大きく逸脱したり側壁にぶつかることを防いでいます。
また、ガイドが当たった衝撃でレールが動いたり倒れたりしないよう強固に固定する装置がレール転倒防止装置です。
より強度が求められる部材が必要であるため、専用の埋込栓や埋込栓用接着剤であるVEシリーズを開発しております。

雑草放置による敷地外進出や火災、草刈作業によるケーブル切断事故を防ぐための雑草対策品として法面などに使用する「防草シート」フェンスに使用する「バリオスネット」を取り扱っています。
地震による電化柱の転倒防止対策として、モルタルと専用治具を用いて効率的に耐震補強が可能な「TDシリーズ」を取り扱っています。